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応援メッセージ

大森亜希子さんからの応援メッセージ

私は学生のころに夫婦別姓の本に出会い、「もし結婚したら別姓にしよう」と思っていました。
今の夫と結婚の話しになったとき、夫婦別姓でいたいという希望を伝えると、夫はわたしのありのままを尊重してくれました。
入籍するときは、改正法案も浮上していたし法律がもうすぐ変わって別姓は認められるだろうと、安易な気持ちで夫姓で戸籍をいれました。

そのときは介護職で、上司に相談すると別姓(旧姓)のままでいることは認められましたが、給料明細、その他の公的な書類が戸籍姓であることの、違和感、自分でない、という違和感を感じました。
また、戸籍姓の印鑑を押すたびに自分でない人の印鑑を押しているような感覚になりました。

わたしのことを知っている職員は別姓で呼んでくれますが、入れ替わりがはげしい介護職なので入職してくる職員がいるたびに説明し、本当にややこしくて申し訳ないと謝りつつ、別姓を覚えてもらって呼んでもらいました。
自分の名前をよんでもらうだけのことなのに、何度、ややこしくてすみませんと謝ったかわかりません。
そして介護の現場に顔写真と名前が掲示してあるので、同僚たちが結婚したり離婚したりすると、名前の変わる女性職員だけが個人情報が公になる違和感もすごく感じていました。

同僚は、わたしがなぜ夫婦別姓を選択し職場で夫婦別姓を使用しているのか聞いてくれる人もいましたので、そのときには、緊張しながら、理解してもらえるのかドキドキしながら説明しました。

今までで一番の打撃は出産のときです。
新生児のベットにはまだ名前がつけられないので親の姓で「〇〇ベビー」と書かれました。
それが戸籍姓なので、あんなに苦労してわたしが産んだ子なのに我が子でないように感じ、見るたびにズキズキと心に突き刺さりました。それを出産のたび、4回経験。

最後の方は、夫婦別姓の法律をつくらない怒りのほうにシフトしていきましたが。

別姓でいたいというだけなのに、説明しなくてはいけないこと、許可を得なければいけないことが多すぎて、私が私らしく生きられない社会だなと感じます。

こどもの保育園や学校、医療機関、職場の同僚、職場の利用者、転職するたび、事務処理のたび自分のアイデンティティを、サラサラの砂山の下部分からくずされてるかんじです。また戻しますが、くずされなければ戻すエネルギーは別につかえるわけで、無駄なエネルギーだなと思います。

家族の一体感、信頼感、心の距離感なんかは名前が違っても充分にかんじてますし、結婚したときに一緒の姓にしたいか、別々の姓にしたいか、選択肢が増える、ただそれだけのことなので
さっさと導入してほしい。
わたしは個人的にもうかれこれ15年間まっているので、ぜひ、あさかさんに国会にいってもらい、選択的夫婦別姓を実現してもらいたいです。